ドイツでの公的資金研究に関する情報
7月5日に新しく刊行されたFunding Atlas 2018が発表されました。英語版は2019年、第2四半期に公開予定です。DFG Funding Atlasは、3年ごとに発行され、ドイツでの公的資金研究に関する情報を包括的に、題目別に掲載しています。
DFG Funding Atlasは、題目分野別の詳細な分析により、ドイツの大学の第三者資金調達力を示しており一般的な大学ランキング以上に大学の研究力比較の基盤となりえます。
Funding Atlasでは、DFGの助成金だけでなく、連邦政府およびHorizon 2020による直接的研究開発資金の第三者資金調達データも提供しています。
Funding Atlas 2018では、2つの特集が組まれています。第1は、「コラボレーション・リサーチ・センター(SFB)創設50年」を機に、このプログラムの歴史と分析が示すプログラムの成功を紹介しています。第2には、「欧州・世界における研究資金」のテーマで、欧州研究領域におけるドイツの位置、また英国の位置づけとBrexitに関連する見地を示しています。
地域のプロファイル紹介と地域別の第三者資金調達状況報告は、Funding Atlasの標準分析特性です。 Funding Atlasは、地域空間的推移による大規模構造を分析することにより、地域の強みを特定し、ドイツの研究機関、大学をつなぐネットワークを示しています。
図表はオンライン版からダウンロードしてお使いいただけるようになっています。また大学のデータは一覧だけでなく大学毎も用意しています。そして、このFunding Atlasのために新しく開発された相互解析表示により、指標別に連邦州および地域毎の公的資金による研究を見ることができます。