ドイツ研究振興協会(DFG)日本代表部、学校法人常翔学園 大阪工業大学 (OIT) ロボティクス&デザイン工学部 共催
ドイツ研究振興協会(DFG)日本代表部では日独研究者ネットワークの継承拡大に寄与すべくSeibold Lectureを開催します。
今回は2017年受賞のミュンヘン工科大学トーマス・ボック(Thomas Bock)教授の記念講演会です。
オイゲン&イルゼ・ザイボルト賞は日本とドイツの相互理解や学術振興に貢献した優秀な研究者に贈られます。ドイツと日本から研究者が1名ずつ選出され、それぞれに副賞賞金1万ユーロが贈呈されます。賞は隔年、優れた学術業績に対し授与され、人文・社会科学と自然科学、生物学、工学、医学の分野から交互に選考が行われます。この賞の賞金はオイゲン&イルゼ・ザイボルト基金より交付されています。オイゲン&イルゼ・ザイボルト基金とは、1980年から1985年までDFGの会長に就いていた海洋生物学者のオイゲン・ザイボルト教授がアメリカ人環境保護活動家のレスター・ブラウン氏と共に1994年に日本の旭硝子財団が創設したブループラネット賞を受賞した際受け取った40万ユーロという世界的にも賞金額の高い環境賞の副賞の中から妻のイルゼ博士と資金として15万ユーロを寄付することで創設されました。この基金はドイツと日本の研究と理解の促進を高める事に寄与しています。
ドイツ研究振興協会(DFG)
DFGは大学や研究機関における科学分野全般の基礎研究の促進を担うドイツの研究助成機関で、助成資金の年間予算は30億ユーロに上ります。また、DFGは国際共同研究やドイツの大学の国際化を推進しています。2009年には東京にDFG日本代表部が設立され、以来日独科学共同研究の強化を推し進めています。