ジェンダーサミット10 (東京)に DFGがパートナー機関として協賛

5月25日、26日に東京でジェンダーサミット10が開催され、23か国から約600人が参加しました。科学技術振興機構(JST)、日本学術会議(SCJ)、Portia Ltd.が主催し、DFGはパートナー機関として協賛しました。ジェンダーサミットは、2011年に欧州委員会の主導の元、発足し、毎回世界の科学、研究分野の関係者が一堂に会し、ジェンダーついての議論が交わされています。

Executive boardのメンバ

© Gender Summit

パラレルセッションのうちの一つ「Developing Evaluation Methods for Diversity in Research」では、ドイツ、中国、アメリカ、マレーシア、イギリスからの登壇者のプレゼンテーションがあり、ドイツから参加したDFGのプログラム評価・開発部部長ゾニャ・オクセンフェルド=レップ(Dr. Sonja Ochsenfeld-Repp)は研究における男女共同参画促進に向けた現在のDFGの取り組みについて発表しました。特に研究者のための多様なサポートといったDFGの研究職における男女共同参画基準の定着と実施手順については、そのあと行われたディスカッションにおいても世界的に導入できる事例として、他の登壇者からも大変高い評価を得ました。それだけでなく、研究者のための多様な支援方法についても、関心の高さがうかがえました。セッション終了後に開催された小規模なディスカッションでは、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の藤井良一機関長との意見交換が行われ、日本での学術システムにおける男女平等参画促進ための取り組みについての提言がなされました。