日本の機関との連携

DFGは、様々な助成プログラムにおいて、外国の提携機関とともに研究の連携を支援しています。この支援は相互分担の原則に従って行われ、ドイツの研究機関に籍を置く研究者はDFGが、日本の研究機関に籍を置く研究者は日本の助成機関が担当します。

助成事業では、科学技術振興機(JST)、日本学術振興(JSPS)、日本医療研究開発機(AMED)がDFGの提携機関となっています。

JSTとの共同研究にかかわる協定により、日独の研究者による共同申請が可能です。JSPSとの連携では、日独共同大学院プログラムにおいて若手研究者の支援にあたっています。または、二国間交流事業では、共同セミナーへの申請が可能です。

それ以外にも、DFGでは渡航費や提携国における短期滞在費を負担することで、国際連携の構築・強化をサポートしています。また、日本の提携機関と共催するワークショップやシンポジウム、代表団視察、その他イベントにも資金を提供しています。

国際研究の場における多国間連携の構築・強化を図るには、学術政策レベルでの緊密な意思疎通が不可欠です。DFG日本代表部では、文部科学省、総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)、日本学術会議(SCJ)をはじめとする各種機関と意思疎通を図っています。また、STSフォーラムとも連携を図っています。

 

助成事業における提携機関

日本の助成機関と連携し、二国間の共同研究の機会を提供しています。

日本学術振興会(JSPS)との連携例

日独共同大学院プログラム、日独の大学院博士課程在籍者の共同教育研究の拡充を目指したインターナショナル・リサーチ・トレーニング・グループ(IRTG)を実施

二国間交流事業のもと、共同研究・セミナーを実施

科学技術振興機構(JST)との連携例

ナノエレクトロニクス、神経科学、システム・情報科学技術、人工知能分野における日独の研究交流、研究グループを対象とする共同研究型、戦略的国際科学技術協力推進事業を実施

日本医療研究開発機構(AMED)との連携例

日本とドイツ共通の関心分野における共同プロジェクトの実行性を確認することを目的として共同ワークショップを開催

2019年 神経科学分野
2016年 メタボリック・イメージング