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助成機関の第6回国際会合:研究イノベーションにおける強みとしての多様性

科学技術、イノベーション分野から世界各国の助成機関の代表者が議論を行うため、DFGと科学技術振興機構(JST)は2010年から毎年、会合を開催しています。科学技術と未来に関するSTSフォーラムの会期中にFunding Agency Presidents’Meeting(FAPM)が行われ、各国のネットワークと連携を可能にしています。第6回である今回のテーマは多様性についてでした。

絶えず細分化され続ける大学の専門分野における研究者のキャリア過程でも、プロジェクトパートナーの複雑な関係性でも、いずれにおいても、研究システムは多様化してきています。

ファンディング機関は研究機関、関係者、構造や内容の多様性という新たな課題に直面しています。第6回会合のテーマは研究イノベーションの強みとしての多様性でした。果たして多様性は、有益な資源なのか、それとも問題となりうるのでしょうか。

『この会合での多様性と言うのは、さまざまな意見を聞いていくということであります。』とDFG副会長のフランク・アルゲバ(Frank Allgöwer)教授は話し、科学技術振興機構(JST)会長の濱口道成教授と共同議長として、10月5日、ヨーロピアンリサーチカウンシル会長、ジャン・ピエール・ブルギニョン(Professor Jean-Pierre Bourguignon)34の助成機関の機関長との会合を取りまとめました。

それぞれ研究者のジェンダー、国籍、宗教、年齢、健康状態といった多様性、また研究分野や研究アプローチの多様性といったテーマについて、小さなワークショップ形式で3つのグループに分けられ、話し合いが行われました。そこで、重要な課題として挙げられたのは若手研究員と上級研究者に異なる研究プログラムを創設するという事でした。全てのポスドクを教授職に就かせるのではなく、ポスドクの為のより多くのキャリア形成の選択肢を増やす事を可能にすべきで、年齢が個人のキャリア形成の上で最重要事項にならないような状況を可能にしなくてはなりません。また社会的背景から研究キャリアは独立しているべきで、優秀な学生がアルバイトで生計を立てるようなシステムに巻き込まれないようにすべきです。複数名の助成機関の会長が国際的な客員研究者のプログラムや適切な共同研究を懇願しました。また、ジェンダーの多様性をより強化にするために各助成機関同士がより連携し、女性研究者を育てるための共同交流プログラムの展開が提案されました。

ワークショップ形式のディスカッションに引き続き、2016年インドのニューデリーで開催予定のグローバルリサーチカウンシル(GRC)の担当者から、参加者それぞれに準備に役立つ重要な内容が短くまとめられ、取り上げるアジェンダが研究における女性の平等性と地位であると発表されました。

助成機関の第6回国際会合

助成機関の第6回国際会合

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