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東京での第1回ライプニッツ講演会

ゴットフリート ヴィルヘルム ライプニッツ賞受賞者のフランク・アルゲバ教授がサイバネティックスの研究分野について紹介

ライプニッツ講演会は世界各地で開催され、ドイツの学術界において最も権威があるDFGのライプニッツ賞の受賞者がトップクラス研究の紹介を行っています。専門家以外の一般の方にも楽しんでもらえるよう、最先端研究を誰にでもわかりやすい内容としてお届けする機会になっています。日本での第一回目のライプニッツ講演会は「ネットワーク化したサイバネティックス:従来のフィードバックループから21世紀の新しいサイバネティックスへ」という題で、シュツットガルト大学でシステム理論分野を専門とし、2004年のライプニッツ賞受賞者であるフランク・アルゲバ(Frank Allgöwer)教授がセグウェイやスマート自動車について講演を行い、台風接近が予報された中、60名の参加者が出席しました。

サイバネティックスとはシステムの自動制御のことであり、構造は制御体系により統制され、この体系により制御された構造が構築されます。そしてフィードバック過程を辿ります。とても理論的に聞こえますが、自動車の自動運転や、スマートハウス、インターネット販売の物流倉庫管理などネットワーク化された未来の日常には不可欠です。システムがより安定するように、自動制御は追跡と自動修正します。また、サイバネティックスシステムの新しい形の応用分野として生産技術規範、インダストリー4.0のもと、産業のデジタル化も始まっています。

アルゲバ教授の興味深い講演のあとのレセプションでは、文化交流も兼ねてドイツ風のポテトサラダと日本のビールが振る舞われました。

ゴットフリート ヴィルヘルム ライプニッツ賞受賞者のフランク・アルゲバ教授がサイバネティックスの研究分野について紹介

ライプニッツ賞受賞者のアルゲバ教授がサイバネティックスの研究分野について紹介

From The Classical Feedback Loop To The New Cybernetics Of The 21st Century

Feedback based automatic control has been a key enabling technology for many technological advances over the past 80 years. New application domains, like autonomous cars driving on automated highways, energy distribution via smart grids, life in smart cities or the new production paradigm Industry 4.0 do, however, require a new type of cybernetic systems and control theory that goes beyond the classical ideas. Starting from the concepts of feedback and its significance in nature and technology, we will present in this talk the new developments and challenges in connection to the control of interconnected networks of complex systems.

ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツとは

ライプニッツ賞はライプニッツの大いなる功績に敬意を表し、その名前を冠しました。ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツとは、哲学、数学、論理学、他幅広い分野で学際的な才能があり、哲学者としては、「予定調和説」を提唱し、また、数学者としては、ニュートンと同時期に「微分積分学」を創案したことでよく知られています。

ゴットフリート ヴィルヘルム ライプニッツ賞について

「ドイツのノーベル賞」とも言われる権威あるゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ賞はドイツではライプニッツ賞として広く知られています。1985年に創設され、2015年には30周年を迎えました。毎年最大10名、ドイツに研究活動拠点を置き各分野で活躍する特に優れた研究者が選ばれ、それぞれに250万ユーロ(約3億円:2015年レート)が授与されるドイツの科学界の最大の賞です。